「心がズキズキ痛む」小アルカナ:ソード 3【タロットカードの意味紹介】

小アルカナ ソード 3 です。
雨の降る中に心臓があり、3本の剣が突き刺さっています。

小アルカナ『ソード 3』の基本の意味

ソード 3
  • スートのキーワード:知性・思考・言語
  • 数字のキーワード:多種のエネルギーの交わり、現象が明確になる
  • 言葉や思考で傷ついた心、それによる別れ

灰色の空に雨が降り、その中で浮かぶ心臓にソードが3本突き刺さっています。

色の要素

  • 赤:情熱、生命力
  • 背景の灰:ニュートラル

逆位置のキーワード

逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。

  • 言葉によって傷つけられたことよる混乱
  • 傷の癒えはじめ

イメージ

『ソード 3』の絵はなかなかにインパクトがあります。ハートにグサグサグサッと剣が3本ぶっ刺さっていて、雨まで降っている。このカードは割と見たままの意味を持っていて「思考や言葉(ソード)に突き刺されて心が傷ついて泣いている(心臓と雨)」という感じです。

このカードが表す傷というのは、スッ……と指で紙を撫でて切れたような、カッターで作業中にサクッとやってしまったような、ひどく血が流れるような傷ではないけれど地味に痛い、っていう傷です。しくしくちくちく、痛みが気になって何だかしょんぼりしてしまいますね。このカードに限らずウェイト版の小アルカナ(コートカード以外)は絵柄どおりの解釈でOKで、その中でもソード 3はとてもとてもわかりやすい絵柄です。

ソードのスートなので、誰かと口論したかなにかで随分と傷ついてしまったようだ、と解釈します。誰かからかけられた何気ない言葉に地味~に傷ついたり、「あのときあんな風に言わなきゃよかったな」と自分自身の言葉を悔いたり、そういうときって常にそのことが気になってうじうじうじうじしてしまいませんか?まるで抜けないトゲがずっとあるように、すっきりしないあの感じ。ソード 10のように致命傷にはなりませんが、ずーっと心に居座る小さな傷……

ただね、大怪我じゃないからってナメてはいけませんよ。小さな傷が重なれば大きなダメージにだってなり得ます。現にほら、心の中はまだまだ雨降りですし。傷だらけでも強く生きていくのが人間であり人生の常というものなので、傷ついた日は素直に泣いてええんやで、って自分の肩をそっと抱いてあげましょう。

ソード 3が逆位置で出たら、その心の傷から剣が抜けてくれることを期待します。抜けたらまた血が出るかもしれないけれど、それはそれでまた泣いて洗い流しましょう。そもそも剣が抜けてくれないと治りようがないからね。ピアスの穴みたいに刺したままきれいな穴を作るならそれもそれでいいけどね。そして、今回傷ついたことを事実と認めつつ、次はこんな風にぶっ刺さらないようにと対策を練りましょう、というアドバイス的なメッセージとしても読めます。

ソードのスートは「知性・思考・言語」を象徴するので、どんな言葉のやりとりで傷ついたのかをきちんと省みるのが大切ね。きちんと省みて整理して納得すれば、それ以降同じようなことがあってもよくない事態を避けられるでしょう。剣が抜けるタイミングなんてまだまだ血まみれ傷だらけだから、そこまで考えられない!という方も多いでしょうが、その傷が落ち着く頃には改めて振り返ってみるといいかと思います。

もしも過去を表すところに出たなら、現在は傷を教訓として活かす余裕も出てきたのでは?という問いを自分に投げかけてみましょう。自分と、ましてや自分の傷と向き合うなんてなかなかしんどいことなので、このカードが出たときは私もヒュゥ……ってなるよ。だって、「あなた傷つきましたね」なんてわざわざ言われなきゃならないことある!?見なかったことにするなよ、逃げんなよ。ってことなのだろうけれど、そんなわざわざ生傷に触れるようなしんどいことする必要ある!?!?と、まぁ思ってしまうときもある。

なので、そんな風に思ってしまう自分を認めつつも頑張って戦っていこうね、っていう風に自分を元気づけるきっかけとしても役立つカードだな、と思っています。

記事を書いた人

DUCK WORKS 占いラボDUCK WORKS

京都 東山三条を拠点に活動するクリエイティブユニットです。ウェブを中心に、ブランディングやプロモーションのお手伝いをしています。DUCK WORKSでは、タロットデッキやルーンチップを占いの道具としてだけではなく、思考の整理と言語化をアシストするツールとして捉えています。そのため、感性や直感はあえて脇に置き、カードが示す象徴を情報として捉え、言葉に再編するプロセスを重視しています。